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学校長あいさつ



港区立港南中学校
校長 渡辺 一信


 平成29年度を迎えました。昨年度は、幼・小中一貫教育の推進、アクティブラーニングの手法を取り入れた授業実践、東京海洋大学との連携、各種検定への挑戦、各コンクール・コンテストへの出品等様々な教育活動に多くの成果を残すことができました。このことは、生徒の自己肯定感を高め港南中学校への誇りを大きく抱いてきていると感じています。
 
港南中学校の教育を担う私たち教員は、これらの成果を土台に「生徒が生きるグローバル社会への対応」を考えその求められる資質・能力を育成すべく、未来を創造する教師として新学習指導要領を踏まえ、港区教育ビジョンの実現のために、港南中学校の特色ある教育活動の推進に全力投球しています。

港南中学校の特色ある活動は、

東京海洋大学との連携 (8年目になります。)

港南地区総合防災訓練において全校生徒が主体的に参加活動しています。

3 毎月第4土曜日のこうなんふれあいクリーン作戦に参加しています。

4 週4回放課後、プラクティス・タイムを実施し、体力向上と能動的な学習態度を育成しています。
5 今年度3つの研究を推進します。
  ① 平成28,29年度、港区教育委員会研究奨励校
   「グローバル社会を主体的に行きぬく生徒の育成」(知)
  ② 平成28,29年度、東京都研究指定校「道徳教育推進拠点校」(徳)
  ③ 平成28,29,30年度、東京都研究指定校「スーパーアクティブスクール校」(体)

地域を中心とした活動を通して地域の一員であることを学び地域に貢献する心を育てています。

                                                            
 (1)東京海洋大学との連携
 
1・2年生を対象に毎月各
1回、大学の先生と学生が来校し運河を教材とした運河学習を実施しています。
 ①運河水質検査 ②運河に生息する生きもの調査 ③カニ護岸の生物調査 
ヘドロの浄化と活用
 このような探究的学習を通して科学的思考・判断力を育成。さらに、運河を大切にする心情や地域に美しい運河をもつように環境を意識した生徒を育てています。この学習成果を11月の学芸発表会で全校生徒と保護者や地域の方々に、また、3月末日に地域の方々に学習調査報告をしています。
 これまでにも、一昨年度は、国際環太平洋海洋教育者ネットワーク会議・世界海洋学者研究発表大会で運河学習の成果を発表しました。そして、昨年度、今年の
319日には第5回水圏環境教育研究会にて港南中の運河学習の取り組みを生徒と教員がそれぞれ発表しました。また中学校の取り組みを大学の視点で研究した成果を海洋大学として発表しています。

(2)港南地区総合防災訓練で生徒が主役

毎年11月の第2日曜日に港南地区総合防災訓練を実施しています。港区芝浦・港南総合支所、港南防災ネットワーク、高輪消防署、高輪警察署、高輪消防団、港区赤十字奉仕団、港南小中PTAそして港南中全校生徒によって運営・実施されます。港南の地域住民が港南中学校の校庭や校舎(避難所)に各自治会ごとに集団で来校(避難)します。

中学生の役割分担は、受付、情報収集、放送案内、避難所紹介、簡易トイレ使用説明、簡易担架訓練、初期消火訓練、応急処置方法、AEDの使い方、炊き出し訓練、バーナー(湯沸かし)訓練等々を1・2・3年生が分担して説明・実演して地域の方々に実演(訓練)してもらいます。これをするために、事前のプレ防災として地域の港南防災ネットワークや高輪消防署・消防団、支所の方々を講師となって生徒に指導します。生徒は、学習したことを地域の方々に教える(訓練)という本番を迎えます。昨年は、小雨の降る中の実施となりましたが2,800人の参加者で昨年よりも300人増えていたそうです。武井湊区長より中学生の活動にお褒めの言葉をいただきました。

昨年度から、避難所宿泊訓練を計画・実施しています。港南地区は、高層の集合住宅が多く地震でエレベータの停止により生活が困難になることが予想されます。そのために、避難所生活が余儀なくされると思います。避難所となる学校で中学生がいかに貢献していくか宿泊体験をして考える契機とします。今年度は、港南防災まち歩きを実施します。

(3)こうなんふれあいクリーン作戦への参加

港南中生は、「こうなんふれあいクリーン作戦」に年2回以上の参加を義務付けています。こうなんふれあいクリーン作戦とは、港南地域連合会主催の地域清掃活動です。清掃箇所は、港南小・中学校の周辺を中心に地域の方々と一緒になって行います。毎月第4土曜日の10時に港南小学校の裏門に集合し清掃道具を借りてゴミ拾いをします。時には、運河のほうまで足を運び清掃します。地域がキレイに澄んだ景色になるのがとてもうれしいです。時々、保護者の参加もあります。ぜひご参加ください。

(4)プラクティス・タイムの時間を設定

能動的な学習態度を育成するプラクティス・タイムの時間を設定して3年目になりました。

6時間目が終わった15時20分から45分までの25分(水曜日は5時間目終了後 14時20分から14時45分まで)をプラクティス・タイムの時間として今日の振り返り学習を自主的・能動的に学習するように取り組んでいます。実施日は、月、火、水、木、金の5日間です。学習内容は各個人の主体性に任せ港南ノートにまとめる。教科担任に質問して理解を深めたり、わかる子に教えてもらうこともして学習習慣の形成、学力向上をしています。

週5日のうち1日は、学年ごとの体力アップタイムです。火曜日が1年、木曜日が2年、金曜日が3年生で体育館や校庭で体育科の教員が指導に当たります。体力向上対策として1年間行います。

今年度も、学力向上、体力向上、心の教育(思春期の性教育各学年年3回実施)を中心にキャリア教育、特別支援教育の5つの柱を研究・研修して教育目標の実現に努めていきます。特に、今年度も、進路指導に「学年に応じた取り組み」を取り入れながら生徒の将来の夢づくりとそれを実現するために今日1日を大切にするように指導していきます。昨年のその成果は、随所に見られます。それを土台にして教育実践をしていきます。

 (5)昨年度から3つの研究指定に取り組み学校力を高めます
①平成28・29年度港区教育委員会研究奨励校 2年間・・・・・・・学力向上

研究主題「グローバル社会に主体的に生き抜く生徒の育成」
 全教科で取り組みます。生徒が、主体的・協働的な学びに向かう資質・能力育む授業をします。

②東京都道徳教育推進拠点校 2年間 ・・・・・・・・・・・・・・・豊かな心の育成

道徳心と社会性を育成します。

③東京都スーパーアクティブスクール指定校 3年間
・・・・・・・・・・体力向上
 教科保健体育を中心にプラクティス・タイムや体育的行事、部活動等が一体となって体力向上へと歩調を合わせ取り組みます。
 ◎今年度、11月14日(火)に区研究奨励校と道徳の研究発表を行います。ぜひ来校して下さい。


 昨年度は、学力で見ると学力の経年変化(1➡2➡3年)が着実に向上してきていました。部活動も活発になってきています。なぎなた部も活躍しているし、吹奏楽部は地域のお祭りに招かれ演奏を数多くしています。吹奏楽部は着実に実力をつけてきている。各種のコンテストやコンクールに多くの生徒が作品を出品し入賞している。区の水泳・陸上大会の連合行事には各レース港南中学校が上位で入着していました。

学校行事では、運動会・弁論大会・合唱コンクール等で3年生のリーダーシップの下充実した行事になりました。
 昨年の3年生の英検3級取得、87%、準2級取得42%でした。

 さて、現在は、1年生77名(3クラス)、2年生101名(3クラス)、3年生68名(2クラス)です。そして、E特別支援学級(知的障害)は、1年生3名、2年生3人、3年生3人の2学級です。合計255名の生徒数です。

 

 いじめの無い学校、子ども達が誇れる学校で通わせたくなる学校を目指していきます。港南中学校は、落ち着いた規律ある生活ができ、仲の良い学校で評判です。


 

 

港南中学校の教育活動

1 学習面(学力向上)

(1)港南プロジェクト:学びを大切にした取り組み。

   学習の約束

ア、持ち物は、机上に用意し授業開始時間を守る。

イ、背筋を伸ばしまっすぐ座る。

ウ、ノートは丁寧に見やすく書く。

エ、人の話は、最後までしっかり聞く。

オ、人に伝わるようにはっきり話す。

   授業の導入時、「今日の学習ポイント」示し達成してほしい「今日のゴール」を自己評価

   家庭学習ノート「港南ノート」の作成

   プラクティス・タイム:練習する、実践する時間

放課後毎日、3時20分~45分まで(水は2時20分~45分)その日の学習を復讐

    ⑤アクティブラーニングの手法で授業を実施

(2)平成28・29年度港区教育委員会研究奨励校

研究テーマ「グローバル社会に主体的に生き抜く生徒の育成」に取り組みます。

        ~主体的・協働的学びに向かうために必要な資質・能力を育む授業づくり~

2 体育・スポーツ(体力向上)

 (1)東京都スーパーアクティブスクール指定校 (体力向上策)

   ①保健体育の授業や体育的行事、アスリートを招いたスポーツクリニックの充実。

   ②プラクティス・タイムで週1回の学年「体力パワーアップタイム」の実施。

 

小中一体型の人工芝の広い校庭、冷暖房完備した大小二つの体育館などの優れた施設設を活用して充実した体力向上に努めています。一流アスリートを招きスポーツクリニックや講演会を開催しアスリートの生き方から学びます。NPO法人クラブトムと協働して学期に2回以上のスポーツクリニックやスポーツセミナーを開催し生徒の豊かなスポーツライフの基礎を培います。

3 豊かな心の育成(道徳心や社会性の向上)

(1)東京都道徳教育推進拠点校として道徳心と社会性を育成。

(2)思春期にある生徒の学級担任による性教育を通して生き方教育を推進。

4 特色あるキャリア教育の推進

(1)キャリア教育を計画的に実施し、自分の将来に夢を持ち、自己の進路を自ら切り開く生徒の育成に力を入れています。例えば、地域の事業所の協力をいただき、職場訪問(1年)や職場体験(2年)、職場体験事前学習として区内企業の協力を得て企業の方が指導するコミュニケーション能力育成の体験学習を取り入れています。

(2)進路学習として上級学校調べ(1年)、芝商業高校訪問(1年)、マナー講座(1年)、上級学校訪問(2年)、都立三田高校・芝商業高校の先生の受験講座開設(3年)、高校の先生による進路講話(2・3年)を開催し自らの将来に挑戦する生徒を育成しています。


特別支援学級の生徒も通常級の生徒の中に入り全て全校生徒と一緒の行事・特別活動・部活動等を実施しています。共生社会の形成に向けた取り組みを推進しています。

以上の知・徳・体のバランスよい生徒の育成に努めています。
港南中生として文武両道を実践し社会で活躍できる基礎・土台を港南中学校で一緒に培っていきましょう。